プログラマーの最初は「自分のニーズ」を見つけること

プログラマーの最初は「自分のニーズ」を見つけること

プログラマーとして仕事につくためにはいったいどんなことを勉強すればいいのでしょうか。以前であれば情報処理検定や、単一のプログラム言語の習得と説明すれば終わりそうな内容のお話しでしたが、現在は少し様相が違ってきています。

プログラマーになりたい。の前に「何をしたい」のか。

プログラマーとして活躍したい。プログラマーの給料は高いからぜひ目指したい。こういったおぼろげな考えのもとにプログラマーを目指すのはやや危険です。だいたいどの言語も基礎的な構文などは似通っているのですが、それぞれやはり強みや弱みがあります。また、開発環境によってはチームで開発現場に入るため、その現場現場によってそもそもの「進め方」が変わってきて、それらの総合的な経験や知識なども必要になってくるでしょう。何よりもプログラマーを目指している方は非常にシンプルな動機、「何をしたい」のか。ここを追求すべきだと弊社は考えてiます。

ゲームを作ってみたい。大規模なネットワーク制御のプログラムに携わってみたい。ビジュアル表現を制御するアートな現場に携わってみたい。最近話題のソーシャルアプリケーションで一山当てたい。プログラムで物流の世界、引いては日本の経済を変えたい(少し大げさですか?笑)・・・などなど。大切なのは目的意識です。プログラムの技術はあくまでツールの一つに過ぎません。何かを成し遂げたいときに、まずどの道具をチョイスして物事を進めるのがよいのか。ようは単純にそういった考え方のもとにプログラムを学ぶできだと思います。

具体的には?

たとえば前述した「ゲームを作ってみたい」のであれば、一番最適な言語はなにになるかを考えてみるべきです。最近の業界ではやはりC言語での開発が多いようですが、そのほかにはC++やJava、最近ではDelphiなどの名前もよく耳にします。ゲームといってもいろいろな種類があります。プレイステーションやXBOXなどに代表されるもの、PCなどで話題となっているオンラインゲーム、最近CMでもよく目にするスマートフォンなどでのソーシャルゲームアプリなど、規模や内容が大きく変わってきます。Javascriptだけで書かれたブラウザゲームなどもありますしね。ある程度趣味として独学でいろいろなツールを自分で作って操作をしているような方であれば、どの言語をとってもスムースに開発をすることが可能なのではないでしょうか。ただ、ゲームの場合は、とくにオンラインゲームやソーシャルアプリゲームなど、ネットワークやデータベースなどの知識も絡んできますので、全般的にIT技術に関する知識は必要になってきそうですよね。

日本の金融業界を引き合いにだすとすれば、これは有名な話しではありますが、COBOLでの開発環境というのを非常によく耳にするはずです。これは金融というビジネスの根幹を成すシステムということもあり、なかなか技術革新やイノベーションなどをたやすく行えるものではないため、従前のCOBOLにこだわった開発、運用、保守が行われているためです。COBOLは一般的に仕様の古い、レガシーな言語といわれています。日本のインフラたる金融業界を裏側から全体的に制御しているシステムに携わってみたい。という奇特な方はぜひCOBOLでの開発にチャレンジをしてみてください(笑)。

プログラマーの最初は「自分のニーズ」を見つけること

これからプログラムを学んで、何かを作ってみたい。という方にも言えることなのですが、まずは身の回りでこんなことができたらいいのにな、こういうプログラムがあれば便利なのにな、といった「自分のニーズ」を見つけてみてください。そしてそこから実際にそれを作る際にどの言語が一番いいのかを考えてみてください。WEB関連であればJavascriptなどでも強みになりますし、ちょっとしたアプリケーションを自前で作ってみたいということであればVisualBasicでもいいですよね。まずはその「自分のニーズ」に向けて開発環境をチョイスし、ネットや書籍、教育講座などへの申込などを検討し、実際にその「自分のニーズ」に向けて開発を進めてみてください。とりあえず何かをやりたいわけではないけど、一般的なC言語から入ってみよう、iPhoneアプリでゲームを作ってみたいからObjective-Cの本を買って勉強してみよう、こういった動機から入るとまず間違いなく失敗をしてしまうはずです。

プログラマーは現在、国家的な規模で推奨されています。小学生のうちからプログラムを学び、将来のマネージャー候補の必須スキルとして、英会話、マネジメント能力、プログラム能力の3大能力が必要となるであろう。というお話しも最近よく耳にします。どの言語でも結構です。「自分のニーズ」をしっかりと見定めて、そこに向かってチャレンジをしてみてください。そうすればきっとプログラムという素敵な魔法の「スキル」をあなたも身につけられるはずです。

そうして身につけたスキルはぜひSTRAでのさまざまなプログラム案件で発揮してください(笑)。日々多くのプロジェクトが立ち上がり、あなたのそのプログラムスキルを必要とする企業がきっと見つかるはずです。

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