シンプルなサイトを作るのにも、作り込んで凝ったサイトを作るのにも対応できてとっても便利です。
そのWordPressの幅広い表現力やいろいろな機能を実現するのに役立つのがプラグインです。
プラグインとはWordPressやそのテーマだけでは含まれない機能を後からプラスできる便利なもの。
今回はそんな定番プラグインを3つのジャンルから2つずつご紹介します。
ユーザーにサイト内に長く滞在してもらうためのWordPressプラグイン
せっかくアクセスしてきたユーザーを1ページ読んだだけで帰してしまってはもったいない。ユーザーの興味を惹くような関連記事や過去の記事を紹介して、長い時間サイトに滞在してもらい、サイト内回遊率をぐっと引き上げるプラグインがこちらです。
スーパーであれば、入口でぷいっと背中を向けられるのではなく、どんどん中へ中へ引き込むポップや注意書きを掲示して、すべての陳列棚を見てもらう。
という基本的な施策ですね。
回遊率UPを狙うWordpressプラグイン~WordPress Popular Posts
WordPress Popular Posts — WordPress Pluginsサイトの人気記事を一覧表示してくれるプラグインです。
人気記事はたくさんの人に興味を持たれている記事ですし、自然とそのサイトやブログの特徴が出てくるものですから、新しいユーザーにもぜひ紹介したいところです。
WordPress Popular Postsを使えば、サイト内の記事に自動的に点数がつけられ、ランク付けされます。
ランクの指標になるのは、閲覧数やコメント数などです。
そしてランク上位の記事の一覧をサイドバーなどに表示してくれます。
一覧画面にはサムネイル画像をつけることもできます。
スペースをとりますが、カテゴリ別のランクも作ることができます。
似た機能を持つプラグインは他にもありますが、WordPress Popular Postsは操作も比較的簡単で、動作も安定しているのでおすすめです。
回遊率UPを狙うWordpressプラグイン~Yet Another Related Posts Plugin(YARPP)
Yet Another Related Posts Plugin (YARPP) — WordPress PluginsYet Another Related Posts Plugin(通称YARPP)は、読んでいる記事と関連した記事を表示してくれるプラグインです。
ユーザーにが読んでいる記事の関連記事を紹介すると、スムーズにそちらのページにもアクセスしてくれることが多いものです。
例)○○産のリンゴにはこれこれこんな特徴があって、とっても甘くておすすめなんです。といった記事の下に「実は○○産のリンゴにはこんなダイエット効果も!」とあれば、目をひきますよね?
これによって記事の閲覧数や滞在時間を増やすことが、SEO上でも大きな効果が期待できるんです。
関連度を示す基準にはカテゴリー、タイトル、タグなどいろいろありますが、YARPPは、関連性の高さはなにを基準にするのかも設定できます。
似た機能を持つプラグインは他にもありますが、YARPPは記事の分析精度が高く、より関連性の高い記事を紹介してくれるところがいいですね。
関連記事は本文の下に置かれることが多いですが、サイドバーに表示することもできます。
リストのみ、サムネイルつきなど、表示方法も細かく設定できます。
アクセス増大に役立つ、ソーシャルメディアで拡散してもらうためのWordPressプラグイン
今やサイトのアクセス増大にはFacebookやTwitterなどのソーシャルメディアが欠かせません。次にご紹介するのは、ソーシャルメディアを使って、いつものユーザーだけでなく今まで訪問したことのないユーザーにサイトやブログのことを広く知らせるためのプラグインです。
ソーシャルメディア拡散を狙うWordpressプラグイン ~WP Social Bookmarking Light
WP Social Bookmarking Light — WordPress PluginsWP Social Bookmarking Lightはソーシャルネットワーキングサービス(SNS)にシェアするボタンを簡単に設置できるプラグインです。
今やアクセスを増やすためにはソーシャルボタンは必需品ですね。
ホームページのそこかしこによくある「いいね!」や「twtterでフォローする」のあのボタンです。
WP Social Bookmarking Lightは、Twitterをはじめ、このタイプのプラグインにはあまり含まれないGoogle+や、より広く拡散できるLINEなど、40種類近くのソーシャルボタンに対応しています。
これだけの数のSNSに対応しているのも珍しいですが、定期的に新しいソーシャルメディアが追加されているので、各種のソーシャルボタンをまとめて管理できて便利です。
ソーシャルボタンは、記事の前にも後にも入れられます。
もちろん、記事ページだけでなく、固定ページにもソーシャルボタンを設置できます。
ソーシャルメディア拡散を狙うWordpressプラグイン ~Revive Old Post
Revive Old Post (Former Tweet Old Post) — WordPress Pluginsサイトやブログを更新すると、更新通知をTwitterなどに投稿することが多いですね。
このRevive Old Postは、最新記事の通知ではなく、定期的に過去の記事をランダムに選んでTwitterやFacebookに投稿してくれます。
以前の記事でも、新たに投稿を見てサイトを訪問してくれるユーザーもいるので、その分アクセスを増やすことができるのです。
このプラグイン、以前はTweet old postという名前でしたが、機能が増えたうえで名前が変更されています。
前の名前でご存じの方もいるかもしれませんね。
投稿する記事のタイトルはランダムに選ばれますが、ページ、カテゴリー、タグなどの単位で選択から除外することもできます。
サイトを訪問したユーザーからコンタクトしてもらうためのWordPressプラグイン
サイトを訪問したユーザーから反応が返ってくることがあります。ユーザーから何か質問や連絡があるときに、問い合わせ先がないとビジネスチャンスを逃してしまいます。
コメント欄へ投稿するユーザーもいますが、誰からも読めるコメントよりも、ユーザーと管理者だけに見えるお問い合わせページからの問い合わせを利用するユーザーが多いです。
そういう場合に対応できるお問い合わせフォームを作るためのプラグインをご紹介します。
リピート率向上を狙うWordperssプラグイン ~5.Contact Form 7
Contact Form 7 | Just another contact form plugin for WordPress. Simple but flexible. [日本語]Contact Form 7は、名前の通りコンタクトフォーム(お問い合わせフォーム)を設置するためのプラグインです。
国産なので、設定や説明もすべて日本語で扱いやすいです。
操作はとてもシンプルで簡単です。設定も少し癖がありますが慣れてしまえば簡単です。
作成できるお問い合わせフォームも、チェックボックス・ラジオボタン・メニューなど、いろいろな形で項目を追加できます。
送信された問い合わせを、複数のメールアドレスへ転送することもできます。
さらにContact Form 7 add confirmというプラグインを追加すると、問い合わせフォームを送信するときに送信前にユーザーに確認画面を表示して確認してもらうこともできるようになります。
これで、入力途中での送信や間違いを防止できます。
リピート率向上を狙うWordperssプラグイン ~MW WP Form
MW WP Form — WordPress PluginsMW WP Formは、Contact Form 7と同じように、問い合わせフォームを作成するプラグインです。
Contact Form 7よりも高機能で顧客管理機能などもついているので、企業や法人での利用に向いています。
MW WP Formは、追加プラグインなしで問い合わせフォーム送信前の確認画面を表示できます。
またお問い合わせ送信後には、自動的にサンクスページ(送信後の「お問い合わせありがとうございます」といったメッセージ)を表示してくれます。
問い合わせフォームのログをデーターベースで管理できるので、複数人での対応に向いています。
効果測定の材料にすることも可能です。
また、入力項目のバリデーションルールも細かく設定できます。
バリデーションルールとは、たとえば電話番号の入力欄なのにメールアドレスが入力された場合、ユーザーに「電話番号じゃないですよ~」とメッセージなどで知らせてあげる機能のことです。
このバリデーションルールをしっかり組んでおくと、あとあとユーザーに改めて確認することも減り、完成された不備のない問い合わせデータを常に受け取ることができるようになります。
ですが、あまりに厳しくたくさんこのバリデーションルールを設定すると、問い合わせフォームに入力しなおしてもしなおしてもなかなか送信できない!といった不便な問い合わせフォームになってしまうので、ルールの凝りすぎには注意が必要です。
MW WP Formも国産なので、設定や説明もすべて日本語で扱いやすいです。
さらに日本語マニュアルやサポートもあります。
プラグインはとても便利ですが、トラブルの原因になることもあります。
WordPress本体のバージョンアップに対応していなかったり、他のプラグインとの相性で正常に安定して動作しなかったりすることもあります。
必要な物だけを厳選し、あまり入れすぎないようにするのがおすすめです。
また、プラグインもWordPress本体に合わせて更新されます。
こちらもまれに重大なセキュリティー上の諸問題を引き起こす場合もありますので、こまめにチェックしておきましょう。
今回ご紹介したプラグインは定番中の定番プラグインです。
とくに別なプラグイン同士との相性問題も比較的少なく運用しやすいプラグインですので、ご参考になさってみてください。