「どうやって作ってるんだろう」
と思ったことはありませんか?
実は、そんな疑問を解消する方法があるんです!
今回はそんな他社のサイトがどんな技術やシステムを使っているのかをすべて丸裸にする、Wappalyzerというブックマークレットをご紹介します。
Wappalyzerのブックマークレット?! ブックマークレットってなに?
出典:https://wappalyzer.com/downloadWappalyzerはブックマークレットです。
ブックマークレット(Bookmarklet)とは、Webブラウザ上で、決められた簡単な処理を行うJavascriptという言語で作成された小さなプログラムです。
ブラウザのブックマークに保存し、そのブックマークをいつものお気に入りを開く感覚で使います。
Wappalyzerはブックマークレットの形になったサイトがどのように作られているのか分析できるツールなのです。
わかりやすく言うと、Wappalyzerは次のような処理をクリック1つでできてしまいます。
これなら、Web担当者の業務をかなり効率化できます。
- 1.参考にしたいサイトを見つける
- 2.SEOツールやSEO分析サイトを開く
- 3.参考にしたいサイトのURLをコピーする
- 4.コピーしたURLをSEOツールや分析サイトに貼り付ける
- 5.サイト分析を実行する
使用できるブラウザとしては、FirefoxとChromeに対応しています。
ブックマークレットの追加はこちら(https://wappalyzer.com/download/)から行えます。
追加方法は上記のURLへアクセスし、「BOOKMARKLET」と見出しのある白い「WAPPALYZER」ボタンをブックマークツールバーにドラッグして持って行くだけです。
あとは簡単です。
分析したいサイトを開いた状態で、そのブックマークをクリックするだけ!
すると、その競合サイトが使っているCMSやライブラリがWappalyzerのアイコンの下にずらっと表示されます。
Wappalyzerなら、競合サイトを丸裸にできます
出典:Wappalyzer – Chrome ウェブストアWappalyzerの便利なところは、いくつもあります。
1.FirefoxでもChromeでも使えること
Wappalyzerはブックマークレットだけでなく、FirefoxのアドオンやChromeの拡張機能としても提供されていますが、ブックマークレットの形で使うのが一番簡単です。
2.クリックしなくても、メインのシステムが見えること
ブックマークレットではなくWappalyzerの拡張機能をブラウザにインストールすると、ツールバーの右端にアイコンが表示されます。
ここで表示されるのはWappalyzerのアイコンではありません。
その時ブラウザで開いているサイトがメインで使用しているシステムのアイコンになっています。
つまり、クリックしなくてもメインのシステムが見えるのです。
さらにクリックすると、他に使用されているシステムの一覧がさらに表示されます。
3.たくさんの種類のシステムを解析できること
Wappalyzerで見えるのは、メインで使用しているシステムだけではありません。
そのサイトが使用しているCMSやアクセス解析ツール、広告配信システムなど、さまざまなものを表示してくれます。
Wappalyzerで見えるものをもう少しご紹介すると、広告ネットワーク、アクセス解析、ブログシステム、キャッシュ、CMS、コメントシステム、データベース、開発ツール、ドキュメント作成/管理ツール、Eコマースシステム、HTMLエディタ、フォントスクリプト、JavaScriptフレームワーク、モバイルフレームワーク、OS、開発言語、Webフレーム-ワーク、Webサーバー、Wikiシステムなど、とにかくたくさん。
もちろんただアクセス解析ツールが入っているというだけではなく、アクセス解析にはGoogleAnalyticsを使っていること、CMSはWordPressがベースになっていることなど、サイトを構成するシステムの種類までわかります。
変わったところでは、接続しているプリンターなども見ることができます。
実はすべてのプログラムがわかるわけではなく、Wappalyzerのサイトに登録されているシステムしか表示されません。
しかしメジャーなシステムやプログラムはほとんどおさえられているので、不都合はないでしょう。
同業他社のWebサイトが自社サイトより出来がいいときには、その中身が気になるもの。
Wappalyzerなら、他社のサイトはどの言語で作られているのか、どんな仕組みで作られているのか、などという疑問を即解決できます。
Wappalyzerのように競合サイト分析をできるものは他にもある?
あります。
競合サイトを分析できるツールは、Wappalyzerだけではありません。
解析サービスを提供しているサイトやツールもたくさんありますが、いったん分析サイトやツールを起動して、解析したいサイトのURLを入れるという手間がかかります。
またGoogleのsite:検索を利用すると、ページのインデックス数、スニペット、タイトルなどの情報を確認できますが、やはり手間がかかる上、ある程度の技術が必要です。
操作の手軽さでは、やはりクリック1つで解析できるWappalyzerのブックマークレットが一番便利です。
また得られる情報の多彩さでも、Wappalyzerは負けていません。
上にあげたように100種類以上の技術を解析できます。
変わった使い方としては、自分で制作したサイトをチェックして、うまくGoogle Analyticsが埋め込まれているかなどのチェックツールとしての使い方です。
これも便利な使い方ですよね!
Wappalyzerは、実際に多数のWebページを解析したデータも提供しています。
各カテゴリでどのシステムがよく使われているのか、どのシステムのシェアが高いのか、などなど・・・実際に使われている技術の統計が見られます。
現在人気のシステムを見ることができて、とても参考になりますよ。