未経験でもプロジェクトマネージャーや、プロジェクトマネジメントオフィスでの仕事に就くためにはどうしたらよいのでしょう。それにはまず真っ先にSEとしてのスキルやキャリアを高めていく。ということが頭に浮かぶと思います。まずは自分の仕事の基盤となるものがしっかりしていることが不可欠ですよね。
SEの方々がスムーズに仕事をするためにはプロジェクトマネージャーの存在が非常に大きいです。PMがうまくマネジメントできるように支援するPMOは本当に強い味方です。そんなPMとしての転職や、PMOへの配属を希望する場合、どうしても人材不足のため経験者が求められる場合がほとんどです。
プロジェクトはどんどん増えているのに、人材育成に力を入れていないためITプロジェクトの成功率はわずか30%前後というお話しもあります。この需要と供給のバランスが追いついていないことが問題になっています。
PMやPMOでの仕事を希望している場合は、まずじっくりと仕事をしながらも勉強会などを開催しているような会社を探して努めていくことが重要になると思います。仮にプロジェクトマネジメントが未経験だとしても、日本のITをもっとよくしていきたい、プロジェクトを成功させたいという会社は多くありますので、積極的に採用をしている企業もたくさんあります。そういった観点からも、SEからPMへの転職や、PMOへの配属を希望する場合などは、その会社やプロジェクトがどのような取り組み姿勢を取っているのか、こちら側もよく見ないといけません。
せっかく入社したならば、プロジェクトを自分の手で成功させたいのは誰でも同じことですよね。ですが、基盤がしっかりしていない、一人に負担が集中しているような会社では、自分の実力を出しきれない可能性もあります。PMやPMOでの転職を検討される際には自分の売り込みも大事ですが、会社そのものが自分の考えとあっているか見極めも非常に必要なのです。
リスクマネジメント能力も重要です。
リスクはどんなものにも付きまとうものですが、リスクに対して常に先回りして、想像をしながら現実に回避していくということも必要になります。
また、プロジェクトを成功に導くためには、ただ管理するということではなく、現場に対して理解をし、または理解をする姿勢を取る、さらに成功のために必要なことを常に考えている、そんな人が求められています。これらのことも、いきなり仕事についてできるわけではありません。
やはり、仕事をしていく中での経験で培われるものでしょう。ですから、PMやPMOでの仕事を希望する場合、自分がしてきた仕事への取り組み姿勢や、その足跡が明確に見える仕事なのだと思います。人の上に立ち、指揮をとり、管理していくというのは責任もあるため、大変なように思うかもしれません。
しかし、一つのプロジェクトを成功させるためにはチームワークが必要であり、そのチームを自分が引っ張っていくという強い信念が成功へ導くのだと思います。
やりがいのある仕事であると思いませんか。SEの実経験やスキル、PMにはこれが求められています。その経験をどのように積んできたか、PMには求められてきます。なかなか未経験では難しい部分もありますが、自身の経験やスキルに胸を張って日々の仕事をこなしてさえいれば、実はそれだけでもPM能力は高まっているのではないでしょうか?
プロジェクトの中での改善点を見つけ、マネージャーに進言したり、チーム間でのシナジーを考えさまざまなコミュニケーションツールを提案してみたり・・・と、そういった行動力を伴ったエンジニアは、実はその先の将来、未経験だとしてもPMやPMOでのさらに上位のお仕事を得られる資格を十分に持っている。と言えるのです。
PMやPMO関連での案件情報はSTRAでも随時ご紹介させていただいております。なかなか大変な案件が多いですが、ご興味のある方はぜひご覧になってみてください。