OracleはデータベースビジネスとERPなどをはじめとして、エンタープライズソフトウエアビジネス、それにインフラのプラットフォームビジネスの3つが大きな柱になっているといえます。特に国内のOracleとしては圧倒的なシェアをもつデータベースビジネスが有名ですが、EBSをベースとしたERPとインフラプラットフォームビジネスも最近では大きなビジネスボリュームとなっています。
またBIツールやCRMツールなど、買収によってオラクルグループに入って来ているソフトウエアの実装ビジネスなどもOracleを取り扱う仕事内容の一つになってきています。したがって国内におけるOracleに関しては非常に多岐にわたるようになってきており、Oracleを取り扱う仕事内容もかなり幅広いものになってきていることがわかります。
当然Oracleの上記のような背景にあわせて、Oracleエンジニアの案件も非常に多岐にわたるようになっています。データーベース関連のエンジニアは恒常的に案件がありますし、EBSやインフラ系のインプリメンテーションビジネスについてもOracleエンジニア案件は非常に増えています。
単なるEBSの実装だけではなく、IaaSの領域も含めた実装ビジネスが増えていることがわかります。したがって、Oracleエンジニア案件に応募する際には、レジュメのなかに、まずOracle DBについての知見のレベルの表記、またOracleEBS関連に関する知見のレベル、さらにOracleグループに含まれる様々なソフトウエア実装に関する知見などについて、領域をわけて保有する経験と能力を提示していくと、非常に新しい案件にめぐり合いやすいものとなっていくことが考えられます。
Oracleも徐々にオンプレミスからクラウド主体のソリューションを提供するようになってきていますので、こうした領域についての知見を明確に表記することも大きなポイントとなります。Oracleの提供するサービスや商品に幅広い知見のあるエンジニアはやはり大きなアドバンテージをもった存在ということができますし、新しいクラウド領域との整合性やシームレスな実装の経験なども高い評価を得ることができるものです。
オラクル社も多くのトレーニングとサーティフィケーションを行っていますので、こうした資格を保有していることは基本的な問題として非常に大きなメリットとなるのはいうまでもありません。