中途半端になってしまうのは、性格ではなく「ある事」が間違っているからなのです。
今回はそんな『中途半端を克服する』為に、実践しやすい方法を紹介します。
その目標設定は間違っていないだろうか
中途半端な性格を直すには、何が一番有効だろうか?
あらゆる場面で「中途半端な性格を直すには目標を設定し、少しずつ達成することが効果的」だと提唱されています。
しかし、安易な目標設定が「中途半端な結果」を生む最大の原因だとしたら早急に対処が必要です。
安易な目標設定は、非現実的で到底達成できない高すぎる目標を立てたり、または周囲の目を気にしすぎ自分の心の中では望まない目標を立てたりします。
間違った目標設定は、一体どのような結果を生み出すのか以下をご覧下さい。
まずは、「非現実的で到底達成できない高すぎる目標を立てた場合」
この場合、目標を立てた本人は早々に「達成できない事」に気づきます。
すると達成しようというモチベーションが上がるわけもなく、途中で努力を辞め、中途半端な結果になり、「やはり自分には出来るはずがないんだ」というイメージに囚われてしまいます。
では「自分の心の中では望まない目標を立てた場合」はどうか?
この場合では、目標を立てた本人に対する周囲の目が気になるので、当面は努力するでしょう。
認められたいという「承認欲求」がモチベーションになるからです。
しかし、元々が自身の望まない目標だった為にモチベーションを高く維持することが難しく、次第に苦しくなり目標達成には至りません。
結果「やはり、努力してもダメだった」と自分を卑下するようになります。
この2つの間違った目標設定で気をつけるべきポイントは、目標を達成出来ない事による脳への「負け癖」です。
いつも目標が達成出来ないと、「何をやっても失敗する・達成出来ない」と自己暗示をかけたようになります。
これでは達成できる目標も、負の自己暗示によって最初から躓いてしまうのも無理ありません。
では、正しい目標設定の方法はどうしたら良いか?
次章ではその方法について、詳しく見ていきます。
正しい目標設定の仕方を知る
では、『正しい目標設定の仕方』を見ていきたい。
正しい目標設定とは、
「その目標が魅力的であるか」
また、
「目標達成出来る可能性があるか」
に加えて、
「具体的な目標であるか」
この3つが重要になってきます。
目標が魅力的であるか分かりやすいイメージで言うと、「半年で5キロ痩せる」などです。
痩せると綺麗になるので、魅力的な目標という意味付けが出来ます。
目標が達成出来る可能性があるかについては、上の例だと1ヶ月に1キロ減らす事が可能なら達成してしまいます。
最後に具体的な目標であるかを確認するには、上記のように「半年」という期間で「5キロ」痩せるという具体的な数字が出ています。
これが曖昧だと「ダイエットを頑張る」のような目標設定になり、「いつ」やるのかが不明なので中途半端になってしまい、目標未達成の悪循環を生み出すのです。
目標設定には時間をかけて取り組み、誰の目を気にすることなく「自分が本当にその目標を達成したいか」を考えるのがポイントになります。
目標を立てたら、次は「計画」が必要。
計画は目標を達成する為に重要な役割を表します。
計画を立てるには「具体的かつ現実的か」を頭に入れて、計画を立てます。
例として、
「毎日1500キロカロリーまで抑えて、1キロでもいいから毎日走る」
「次の試験までに毎日1時間勉強をして、問題集を終わらせる」
など、無理なく続けられる現実さと「いつまでに行うか」という期限があります。
初めは無理のない範囲で進めていき、もう少し出来る場合はその都度修正していくのです。
逆もしかりです。
決して中途半端な結果にならないように気をつけます。
ここまで読むと、何となく中途半端になってしまっていた原因が少しずつ理解出来るようになってきたのではないでしょうか?
ビジネスの現場でも活用しよう!
計画を立て、毎日実行することで「達成感」を得る事が出来ます。
達成感を得ると、日々のモチベーションが上がり「目標にまた一歩近づいた」という実感があるので、中途半端な結果が回避されます。
自分への課題=計画を実行し、達成すると脳には「勝ち癖」がつきます。
この勝ち癖さえ付けば、あらゆる物事に対応出来ます。
ビジネスの現場であれば、よく「PDCAサイクルを回す」と良いとされています。
Plan(計画)Do(実行)Check(評価)Act(改善)なので、長期に及ぶプロジェクトでは計画を立て実行し、評価を行い修正などの必要があれば改善していく。
このPDCAサイクルを円滑に回すことが、プロジェクト成功の鍵です。
ただし、ビジネスの現場で気をつけたいのは「マルチタスク」です。
自分の力量以上の仕事を色々安請け合いしてしまうと、納期に間に合わない・結果を出せない=非効率なので中途半端になってしまう確率が非常に高まります。
せっかくの才能も埋もれてしまっては、意味が無い。
仕事で何故か中途半端な結果ばかり出してしまう人は、自分が「マルチタスク型」でないか今一度確認したほうが良いでしょう。
業務上、どうしてもマルチタスクになってしまう場合は、
・その仕事は誰にとって
・何のために
・どうして今必要なのか(後回しダメなの?)
・次くるタスクはどんなものなのか
引用:間違ったマルチタスクが業務を崩壊させる!正しく作業効率を上げる4つのコツ – リクナビNEXTジャーナル
上記を踏まえ、もし自分では不可だと気付いたら他の人に割り振る事で効率良く仕事が回せるようになります。
日本語UIであるタスク管理ツールのjooto(ジョートー)はカンバン方式なので、もし自分が作業不可だった場合の案件も他の人に頼みやすくなります。
出典:jooto.com
出典:Trello.com
最近のエンジニア界隈では「Trello」によるタスク管理も定番になってきている。
こういったタスク管理ツールを活用して目標達成に向けてまい進していただきたい。
中途半端になってしまうのは、必ず原因があります。
今回紹介した例は、すぐ実行出来る事ばかり。
ぜひ試して、中途半端と決別して頂きたいものです。