
一説には約二割がかかり、他業種の2~3倍の確率だそうです。
ではその原因はどこにあるのでしょうか?
うつにならないために何ができるのでしょうか?
そしてもし、かかってしまったらどうしたらいいのでしょうか?
エンジニアのうつの原因として考えられること

無理難題を押し付けられても、とにかく頑張るまじめな性格特性なども残念ながらマイナスに働くことがあるようです。
逆にいえば、今あげたような要因が反転すれば、うつになるエンジニアは減る可能性があります。
また、労働環境にも関係しますが、運動不足や日照不足などもうつへと繋がる遠因として知られています。
一般的に、実はうつの原因は現在のところはっきりしていません。
さまざまな仮説が立てられていますし、それぞれに納得のいく理由も述べられていますが、どれも完全には証明できていないのです。
どうやら、すべてのうつに共通するたった一つの原因がみつかる可能性は低いとみられます。
幾つかの要因が複合的にな絡み合っており、その組み合わせにもさまざまなケースがあります。
原因を、児童虐待やストレスなどを受けたことはによる「社会的要因」、脳内物質の不具合や海馬の損傷などの「生物学的要因」、性格などの特性などから生じる「心理的要因」、に分類して考える場合もあります。
そんな中、良く知られているのが、ノルアドレナリンやセロトニンなど脳内で働く神経伝達物質の量が適正でなく、伝達機能が低減することが原因だとする説です。
総称して「モノアミン」と呼ばれる神経伝達物質に構造が近い薬の投与によって抑うつ効果が見られたことから、神経伝達物質の働きとうつの間に関係性があるとされています。
また、ストレスがうつを引き起こすことは、ご自身や知人友人を介しての体験で納得する方も多いかと思います。
その他、うつの原因と考えられているものはとても多く、ある種の投与薬の副作用や、深刻な災害や事故、事件などで強い精神的な衝撃によってもたらされるPTSD(心的外傷後ストレス障害)によって引き起こされた海馬の損傷なども含まれています。
エンジニアがうつになる前にできることって何?

うつになる前に、あるいは軽いうちに対策を打つことができればダメージは少なく済みます。
万が一の場合、本人も家族も辛く、治療のために時間もお金も費やすまえに「あれ、もしかしたら?」と思ったら一度医師など専門家へのご相談をおすすめします。
そして、悪化させないために原因を何とかして減らしたり排除したりすることを考えてみます。
エンジニアのうつの原因で多い過酷な労働環境が問題なら、それを変化させることができないか検討してみることです。
時間的にも精神的にも楽な部署に転属を希望する、長めの休暇を取って気分転換をはかる、上司や同僚に相談して打開策がないか探してみる、などはどうでしょうか。
仕事以外にはPCをできるだけ使わない、軽い運動を心掛ける、なども効果が見込めます。
そんなことをしたら責任が果たせなくなるから駄目だ、とどうか思わないでください。
あなたのその完璧主義がうつを引き起こしているのかもしれません。
そして望むような変化が望めない場合は、健康を守るためにも転職も考えてみて下さい。
エンジニアであれば、弊社のようなネット上の専門エージェントもたくさんあり、いくらでも仕事にありつける時台になってきています。
エンジニアがうつになってしまったらどうしたらいいのか

などと感じ始めたら、うつに陥っている可能性があります。
まずはクリニックなどで相談されることをおすすめします。
早く治療を始めれば、早めの回復も望めるでしょう。
うつになってひとまず退職し、しばらく休んでから再び業界で働くようになった、という例も珍しいことではありません。
幸いなことに最近では社会全体でのうつの認知率も高まっています。
環境が変わることで体調も戻り、仕事も順調にいっている方もいらっしゃいます。
ただし、再び過酷な労働環境に戻れば同じことの繰り返しになることもありますので、慎重に新しい仕事を選んでください。
また、今は主にネット上で仕事を進めるフリーランス・エンジニアも増えています。
つまり、クラウドソーシングや業務委託案件を紹介するエージェントを利用して、独立して働くことも選べる、ということです。
うつの場合、原因や症状、効果のある治療法などあらゆる面で個人差が大きいことが知られています。
悩んでいる人も多く、その気になれば多くの情報を得ることもできますし、医療機関なども昔に比べれば利用しやすくなっています。
「もしかしたら」と思ったら、まずは身近な誰かに相談することから始めてはいかがでしょうか?