特に通販サイトやお店の認知度アップが目的の場合、今回ご紹介する「SEOを意識したコンテンツ制作」は非常に重要です。
毎日コツコツとお客様に向けて記事をアップする。更新すればするほどお客様が増える。
実はこれ、ちょっと間違ってます。
本当は、その1記事1記事をしっかりとSEOを意識して「見に来る人を増やす」更新作業が必要なんです。
じゃあ、実際具体的に何をすればいいの?
という方、「Googleトレンド」と「キーワードプランナー」を使ってキーワード立案から記事作成を考えてみましょう。
Googleトレンドって一体なに??どうやって使うの?
出典:PIXELS「トレンド」という言葉は雑誌や新聞、テレビなどでもよく聞く言葉ですよね。
でも実際これの意味をしっかり知っている方は少ないかもしれません。
トレンド(英語:trend)は、時代の趨勢、潮流、流行のこと。ファッション、マーケティング、経済動向分析などの分野でよく使用される。統計学では、傾向変動を指す(#統計学用語)。
引用:Wikipedia
ある程度社会性を持った動物や群れで行動する動物は、このトレンドがある種の行動規範となっています。
「あ!あれいいな!」 「あ!あれ、あたしも欲しいな!」 「お!なんか行列ができてるぞ!何だろう?」
これがいわゆるトレンドです。
で、インターネットの世界はこのトレンド分析が非常に重要になってきます。その理由としてはすべてが文章ベースの世界で、その文章それぞれが独立したキーワードで成り立っており、そのキーワードごとにGoogleなどの検索サイトは簡単にトレンドを「数字で」測ることができるためです。
何はともあれ、まずは「Googleトレンド」を実際に見てみましょう。
リンク:Googleトレンド(https://www.google.co.jp/trends/)
これが現在本稿を執筆している時点での「Googleトレンド」のトップページです。
これの意味するところは2016年2月16日時点でのGoogleで検索されている「言葉」でもっとも検索されている数が右肩上がりとなっているランキングです。
1位が「昭和シェル石油、東京ガス、扇島」となっています。
こちらをクリックすると…
さらに詳細なグラフ変動と、上部に関連するコンテンツへのリンクがでてきます。
直近で検索された「言葉」がご覧の通り急激に右肩上がりに変動しています。
このグラフの背景にあるのはこうだと思います。
電力自由化にともなって、ご自宅のポストなどに投函される「電気料安くしませんか?」のチラシ、筆者も気になって、他の会社にしたらどれくらい電気料が下がるのか、そもそも原子力発電ではないクリーンエネルギーを使っている電力供給会社に変えてしまおう。とか思っています。
直近で簡単な手続きをするだけで電力供給会社を変更できるということもあって、今はみなさんその会社選定を行っている時期ですよね?
(もしくは選定してください(笑)。けっこうお得になるっぽいですよ!)
それにともなって、昭和シェルと東京ガスが扇島の新規火力発電という、それこそ「トレンディー」な言葉でニュースとなれば、「お!何だろう!」といった方が続出し、Googleでいろいろな角度から検索をして「どの電力会社にしようかなあ?」となっている人達がたくさんいる背景が見えてきます。
このようにインターネットの世界では一つ一つの「キーワード」がすべて「トレンド」という数字に置き換えることができる。言い換えれば、毎日コツコツ書いているブログやWordpress、SNSの投稿記事が、じつはその言葉一つ一つが「数字」で人々の興味関心度合いが測れる。ということになります。
カフェのオーナーさんが新しいメニューを考える時、そのカフェにやってくるお客さんで女性客が多ければ、やっぱり女性向けの新メニューを考案しますよね。
かつ、その女性客の年代が若ければおのずと「何か新しいスイーツを提供してみよう!」ってなってくるのが自然です。
そして、その新メニューが完成したあかつきに、ブログなどで「新しいメニューを考えました!今回は甘酸っぱい苺をふんだんに使ったスイーツです!」
となるわけです。
Googleトレンド、キーワードプランナーの使い方、もとい、SEOを意識した記事の書き方
では、実際のそのカフェのオーナーさんになったつもりでGoogleトレンドを使ってどんな風に記事更新をすればいいのか、より具体的にご紹介してみたいと思います。
やることは非常に簡単です。
おもむろにその記事を想定している言葉「スイーツ」を「トピックを調べる」と書かれた一番上の入力欄に入力し調べてみてください。
するとこんな感じで「スイーツ」のトレンドを見ることができます。
横軸に年、縦軸にトレンドです。
ご覧の通り「右肩上がり」です。
この「右肩上がり」かどうかをまずはチェックしてください。
もしここで「右肩上がり」ではない場合、そもそも「スイーツ」という言葉を変える必要がでてきます。
続いて直近のデータで見てみます。
上の青い帯部分にある「2004年-現在」の部分を「過去30日間」に切り替えてみてください。
するとこうなります。
今度はこの折れ線グラフのどこかに「100」とありますので、それを探し、その「次点」の最高値を確認してください。
実際に折れ線部分をマウスでポイントするとこのようにその点数が見えます。
「100」の次の直近の数字が「99」となっています。
これがたとえば半分の「50」といった数値の場合、この「スイーツ」という言葉は見直さなければいけません。
ようは、「50」以下の場合、その言葉による検索変動が非常に大きく、「スイーツ」という言葉で検索する人よりも、何かもっとほかの言葉で検索する人の方が多い。ということが言えるためです。
これでまずはその記事のタイトルが決まってきました。
「スイーツ」という言葉を入れてタイトルを考え、さらに絞り込んでキーワードの絡め方も考えていく。
このステップで登場するのが、次に紹介するGogleが提供する「キーワードプランナー」です。
キーワードプランナーの使い方~タイトルとキーワードを考える編~
リンク:Google AdWords キーワードプランナー
こちらはアカウントの作成をする必要があります。
アカウントをお持ちではない場合、画面右上にある「アカウントを作成」からまずはアカウントの申し込みを行ってください。
無事アカウントの作成ができれば、「AdWordsにログイン」ボタンからログインをして、実際にタイトルやキーワードの傾向やプランを考えていくことができるようになります。
そしてもう一つ、Weblio辞書もブックマークしておいてください。
実際にキーワードプランナーを使う間に、まずは「スイーツ」の類語を調べておきます。
「類語辞典」で「スイーツ」と検索すると、上のように実はたくさんの類語があることがわかります。
では、あらためてキーワードプランナーに戻りましょう。
ログインをすると、上のような画面になるので、この中にある「検索ボリュームと傾向を取得」をクリックします。
するとこのような形で画面が展開するので、「オプション1:キーワードを入力」部分に先ほどの類語辞典の結果をすべてカンマ区切り(もしくは1単語ごとに改行)で入れてください。
その後、おもむろに青いボタン「検索ボリュームを取得」をクリックします。
すると、こんな表がでてきたと思います。
お菓子=60,500
スイーツ=40,500
和菓子=40,500
デザート=22,200
おやつ=8,100
がトップ5です。
今回は「スイーツ」がメインのテーマとなっているので、今回のカフェのオーナーさんがブログやSNSになにがしらの記事を書く際に、このトップ5の言葉を絡めながら記事を書いていきます。
たとえば…
タイトル: 新スイーツ・メニューが完成!今回はふんだんに苺を使ったお菓子です!
となり、見出しには、上述した「お菓子」や「スイーツ」、和菓子であれば「和菓子」、「デザート」などの言葉を絡めながら、さらに本文部分にもこの言葉を絡めるように意識をして文章を作っていきます。
なんてことはない作業なんですが、これをせずに思うまま投稿作業をしていらっしゃるお客様が非常に多いです。
せっかく忙しい時間を使って記事投稿をするのですから、その時間の効果をより最大限にして望みたいところです。
今回文章でだらだらと説明するとなんだかめんどくさく感じますが、実際今回ご案内した手法は当社のライティングディレクターも日々行っているルーティンワークです。
新しい記事を作るときには五郎丸さんさながら「にんにん♪」と必ずこの作業を行っています。所要10分ほどの作業ですが、この作業をするとしないとでは明らかに数字に変動がでてきます。
このルーティンを取り入れることにより、爆発的な数字変動はありませんが、確実にコツコツと取りこぼしのないSEO上のキーワードやタイトルを絡めた文章作成が行えるようになります。
ぜひ実践してください。