SEOの行き着く先にディープラーニングあり(解説本紹介付き)

SEOの行き着く先にディープラーニングあり(解説本紹介付き)
Googleのランキングアルゴリズムがディープラーニングを取り入れた結果、SEO対策にも変化が必要となり、コンテンツマーケティングという手法に移行を余儀なくされています。

ここではそういった、そもそもディープラーニングってなに? という視点から、その活用によるWEBマーケティングへの影響について解説し、そもそもの「コンテンツマーケティング」について解説していきたいと思います。


ディープラーニングがSEOを変えた?!

ディープラーニングがSEOを変えた?!Photo credit: antitezo via VisualHunt.com / CC BY-NC-SA
最近AI(人工知能)が、「コンピュータが世界一の囲碁名人に勝利した」あるいは「小松左京氏の遺稿をコンピュータで完成させようという研究」などという報道によって、一般にも話題になってきています。

参考:「囲碁の謎」を解いたグーグルの超知能は、人工知能の進化を10年早めた|WIRED.jp 参考:人工知能はSF文豪の夢を見るか? : ギズモード・ジャパン
こういった話題は新聞報道などでご覧頂いた方も多いのではないでしょうか?

小松左京氏の未完の原稿を、これまでの彼の膨大な完成原稿のデータをコンピューターに読みとらせ、彼の思考や思索の特徴や傾向を機械的に解読し「彼ならこの未完のストーリーをどう完成させるか?」という非常に魅力的なテーマをコンピューターに考えさせるという研究です。

はたまたチェスや将棋、オセロといった比較的シンプルな思考を積み重ねるゲームにおいては、コンピューターのAIによる圧倒的な思考速度により、名だたる名人がコンピューターに敗退する中、コンピューターではなかなか人間では勝てないであろうと言われていた「囲碁」もいよいよ人間を打ち負かす時代がやってきています。

その最新のAI技術に使用されているのがディープラーニングです。

AIといっても以前のAIはあくまで人間が考えたルール(アルゴリズム)を実行するだけでしたが、ディープラーニングという技術は、良いか悪いかといった判断基準やルールをコンピュータ自身が造りあげる技術です。この「コンピューターの判断」はこれまで我々が人間が培ってきた倫理観や宗教、芸術の世界にも踏み込んできています。

例えば、囲碁で言えば、良い手か悪い手かという判断を何度もいろいろな対戦をしていく中で結果を蓄積していって徐々に学習を重ねるのです。

そしてこのディープラーニング技術はすでにGoogleの検索エンジンに取り入れられていると言われています。

初期のGoogleのランキングは、サイトのリンク数が多いほど、そのサイトは評価を受けている。といった単純なデータによって決まっていたので、SEO対策はやたらにリンクを貼っていましたね。

現在のランキング評価基準は、このディープラーニングの活用のおかげでサイトのコンテンツそのものになってしまいました。
もはやリンクの数は無意味というわけです。

このためランキングをあげるにはサイトの中身を充実させることが重要になりました。
サイトのコンテンツを単なる企業や製品の情報だけでなく、関連する有益な情報で充実させることがSEO対策として重要になってきたのです。

このようなマーケティング手法がコンテンツマーケティングです。
しかし、コンテンツを充実させるといってもどのように充実させればよいのでしょうか?


ディープラーニング時代のSEO対策はどうなる?

ディープラーニング時代のSEO対策はどうなる?
コンテンツを充実させるということは、従来型のSEO対策のように機械的な作業ではなく、いろいろな知識を集めてコンテンツを集めなければなりません。

当然手間も費用もかさみそうですね。
しかし実際のところGoogleが評価基準を公表しているわけではないので、明確な対策基準があるわけではないのです。

お金をかけても無駄になるかもしれません。

しかし、Googleがディープラーニングをランキングに活用していることは周知の事実ですから、この前提でコンテンツを考えることでSEO対策になります。

ディープラーニングはまだ発展途上の技術であり、その理解力はまだまだ人間には及びません。
そういったディープラーニング技術の現状を踏まえた上でコンテンツライティングの手法を決めていくことが必要でしょう。

例えば、Googleが採用しているのですから、多分そのディープラーニング技術は英語についてはかなりの蓄積があるでしょうが、日本語についての知識の蓄積は英語ほど充実していないのではないでしょうか。

ならば、「日本語の文章はなるべく平易で短く」あるいは、「句読点を適切に入れて文節の区切りを明確に」といった具合ですね。

これはSEO界隈の話しではなく、物書き(とくに報道やニュースなど)でよく言われることです。
万人に分かりやすい言葉づかいで、極力冗長で重々しくくどい表現は避け、子供にもわかるようなシンプルで、老若男女問わず理解できる文章が良い。
という考え方ですね。

一方で、ディープラーニング技術もどんどん進歩しています。
実際すでにテキストだけでなく、写真の中の被写体がネコである(しかもそのネコがどんな種類のネコであるか)というような判別ができるところまで来ています。
ですから、コンテンツライティング技術もディープラーニングの進歩に合わせて基準を柔軟に変えて行くことが必要になるでしょう。

そう考えると、究極的にはSEO対策にもディープラーニング技術を応用するのがよいかもしれません。
ランキング結果を学習しながらコンテンツライティングルールを変更する、あるいはコンテンツを作成するということになるのかもしれませんね。


ディープラーニングの解説本を最後に3冊ご紹介!

それでは最後に今回取りあげた「ディープラーニング」に関する知識を深め、今後のSEO対策に活かすことができるであろう書籍をご紹介させて頂きたいと思います。


初めてのディープラーニング –オープンソース”Caffe”による演習付き

武井 宏将 著
ディープラーニングのおすすめ解説本「初めてのディープラーニング」 出典:amazon.co.jp
本書はディープラーニングについてはじめて学ぶ人にも理解できるよう、その原理をやさしく解説しています。
「基礎編」「理論編」「体験編」があり、「体験編」ではUnixユーザーを対象にオープンソースのディープラーニングフレームワークを使用した演習でディープラーニングを体験できます。


イラストで学ぶ ディープラーニング (KS情報科学専門書)

山下 隆義 著
ディープラーニングのおすすめ解説本「イラストで学ぶディープラーニング」 出典:amazon.co.jp
ディープラーニングをはじめて学びたい人を対象にした入門書です。
カラーの図版を多用してニューラルネットワークの基礎的な手法が理解しやすくなっています。
CaffeやPylearn2などのディープラーニングのツールの活用方法についても解説しています。


ITエンジニアのための機械学習理論入門

中井 悦司 著
ディープラーニングのおすすめ解説本「機械学習理論入門」 出典:amazon.co.jp
本書は機械学習理論を数学的な背景からしっかり解説したものです。
Pythonによるサンプルプログラムもあり、それを実行することで理論の裏付けを実感することができます。


Googleが検索エンジンのランキングにディープラーニングを活用するようになってSEO対策は変革を迫られ、コンテンツマーケティングがトレンドになってきました。
今後もディープラーニングの進歩に合わせて、SEOの手法も変化をし続けなければなりません。
ディープラーニングの動きはさまざまなニュースや書籍などで今後も目にする機会が増えるでしょう。

新たなSEO対策の一環として、この「ディープラーニング」というキーワードは特にマーケティング担当者やWEB担当者であればなおさら目を光らせておく必要がありますね。
    <著者情報>
  • 粟村 稔(あわむら みのり)
  • AECエンタープライズ
  •   -  http://ameblo.jp/michael-gmz/
  • 代表
  • 粟村 稔(あわむら みのり)(監修:石岡章司)
  • 永らく、半導体関係の装置メーカーで開発畑を歩んでいましたが、そういった中で考えてきた新しいクラウド・ビジネスコラボレーションの形を実現しようと考えて独立しました。この取り組みの中で、クラウドソーシングの研究も兼ねてクラウドワークスでの記事執筆を行っています。

STRAが提案するホームページはすべて”本当の価値”を目指したものです。ホームページの"本当の価値"とは何か――STRAは"売れる+叶う+喜び"と考えています。

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