
時にはクライアントとスタッフの橋渡し的な役目も担うこともあるでしょう。円滑に業務を遂行していくためにはプランニングやデザインだけでなく、HTMLやCSS、PHP、Javaなどを初めとしたスクリプトや言語、さらにはニュース、時事ネタに至るまで、WEB関連の他にも幅広い知識が求められます。
ただでさえ忙しい仕事ですが、限られた時間の中であらゆる分野に対して常にアンテナを張って、鮮度の高い情報を集めなくてはなりません。
まさに「情報は金なり」です。
そこで今回はRSSなどのツールを活用して必要な情報を素早く集め、それらをシンプルに整理して自分のものにしていくWEBディレクターならではな情報収集&整理術をご紹介したいと思います。
WEBディレクターはFeedlyを使ってRSSを縦横無尽に読みこなす

「RSS」とはブログやWEBサイトの更新情報をまとめて配信するためのフォーマットのことです。このRSSを読み込んで様々な情報を一括して目を通す事ができるRSSリーダーは実に便利です。昨今のブラウザにはRSSリーダーも搭載されているので必要な情報を手軽に集めることができます。
ただし、ブラウザ内蔵型のRSSリーダーはパソコン上で使うことに特化しているため、集めた情報をデバイス間で共有するには向きません。そこでFeedlyといったオンライン型のRSSリーダーの出番です。
Feedlyを使えば、自宅で登録したRSSを移動中にスマホでチェックし、そのままオフィスのパソコンで続きを読むなんてことも簡単にできます。
RSSはクラウドで同期され、ニュースからブログまで自分が欲しい最新の情報を、身近にある手元のデバイスで一元管理できます。
貴重な時間を無駄に消費せず効率よく情報を入手できるのです。
これは便利!Chrome拡張機能を使って簡単にFeedlyへRSS登録

Googleのブラウザ、Chromeを使っている方も多いでしょう。
Chromeのいいところは自分の使い方に合わせてブラウザの機能を拡張していけるところです。そういった機能拡張プラグインの中に、FeedlyへRSS登録が簡単におこなえるものがあるのでご紹介しましょう。
「RSS Subscription Extension」
https://chrome.google.com/webstore/detail/rss-subscription-extensio/nlbjncdgjeocebhnmkbbbdekmmmcbfjd?hl=ja
インストールを完了すると、ChromeのアドレスバーのあたりにRSSのマークが表示されるようになります。
RSSフィードに対応しているサイトを感知すればオレンジ色になります。
実はこのプラグイン、そのままではFeedlyとは連携していません。
少々設定が必要ですが、とても簡単なのでやってみましょう。
プラグインで表示されるようになったRSSのマークをクリックすると、その中でメニューが開きます。
そこで「オプション」を選択しウィンドウが開きます。
その中で「追加…」をクリックすると「フィード リーダーの編集」というポップアップウィンドウが開きますので以下のように設定します。
「説明」の欄に「Feedly」などと記入します。(自分がわかれば何でも良いです。)
「URL」の欄に「http://cloud.feedly.com/#subscription/feed/%s」と入力します。
最後に「保存」をクリックします。以上で設定が完了、とても簡単です。
これで、Chromeでブラウズしながら気になるRSSを見つけたら即FeedlyにRSS登録できるようになりました。
Googleアラートとは

さて、RSSは言わば受動的に最新の情報を得る手段として使うものですが、逆に自分の関心のあるトピックス、キーワードに対して能動的、かつダイレクトに新しい情報が欲しいと言うこともあるでしょう。
そこで使って頂きたいのが「Googleアラート」です。
これは、全世界のWEBサイトを対象に、あらかじめあなたが指定したキーワードで更新されると、そのサイトの更新内容をメールやRSSで通知が届くというサービスです。
その都度いちいち検索しなくてもあらかじめ指定したキーワードに関する新しい情報があれば、ブログやWEB問わずインターネット中を検索して知らせてくれるのです。
「RSSで最新の更新の通知が届けられる」ということで、勘の鋭い方は「Feedlyと連携できるのでは?」と思ったかも知れません。
まさにその通りで、Googleアラートで興味のあるキーワードを登録し、それをFeedlyと連携させれば、自分好みの最新情報が随時更新されていく最強の「自動情報収集ツール」が構築できるのです。
このように、GoogleアラートとFeedlyを組み合わせれば、パソコン、スマホ、タブレット上問わず、いつでもどこでも自分の欲しい最新新情報が入手できます。
忙しいWEBディレクターにとって「情報は金なり」と同時に「時は金なり」でもあります。
WEBディレクターだけでなく、コーダーの方、デザイナーの方をはじめ、ネットを使って仕事をしている人はもちろんのこと、そうでない仕事をしている方にも是非活用して頂きたい、情報収集&整理術のお話でした。