今回は、そんなTumblrをビジネスに取り入れている企業の中でも、特に有名で思わず「なるほど!」と唸ってしまうような企業を5社調べてみました。
企業はなぜ今『Tumblr』を活用するのか?
少し前からTumblrを活用した企業のマーケティングが目立っています。
とは言っても、日本ではTumblrのサービス内容をご存知でない方もまだまだいるのが事実なので、今回はTumblrについて分かりやすいように解説をしていきます。
それでは一緒にサービス内容を見ていきましょう。
Tumblr(タンブラー)は、ブログサービスとして『ブログ&ミニブログ』とソーシャル・ブックマークをミックスした新感覚のマイクロブログサービスです。
テキストに限らずに、画像・動画・音楽なども投稿可能です。
無料なのに広告が入らずに、デザインのカスタマイズも自由なので独自の世界観が演出可能です。
アメリカのDavidVille.inc(現在はTumblr,inc)が2007年3月1日にサービスを開始ししましたが、日本では2011年3月からベータ版が提供開始となっています。
ただのブログサービスと侮るなかれ。
このTumblr、実はあの大企業始めとした世界的に有名な企業で、どんどん活用されているのです!
Tumblrはブログサービスに加えてTwitterのリプライのような機能としてリブログ、気に入った記事などをお気に入り登録出来るスキ!(Facebookのイイネ!のような機能と同じ)という機能もあります。
もちろん、ユーザーが自分の記事に対して何らかのアクション(スキ!やリブログなど)を行えばダッシュボードと呼ばれるメイン画面に表示されるので、SNSのようにユーザーからの反応をリアルタイムで見ながらブログを更新出来るのが特徴です。
まさにSNSの良い点をすべて兼ね備えている、それが『Tumblr』なのです。
企業にとってはこれまでプレスリリースなどで発表してきたことが、Tumblrを活用することによって一度に多くのユーザーへ拡散しやすくなりました。
さらにリアルタイムでユーザーの反応が見れるというのは、企業のマーケティングにも非常に大きな利益となりますので、活用しない手はないでしょう。
Tumblrを活用している有名な3企業とは?
まずは世界的に有名な企業『Coca-Cola』を見てみます。見る人を楽しませ、時に微笑ましいコンテンツを企画するコカ・コーラ社のマーケティングは、目を見張るものがあります。
決して押し付けがましくないのに、商品のインパクトをしっかり記憶に刻む事が出来るのもコカ・コーラ社ならではと言えるでしょう。
出典:Coca-Cola: Where happiness lives online.
続いては日本企業で、世界的にも有名な光学機器メーカー『Nikon』です。
Nikonといえば、カメラを連想する方も多いのではないでしょうか?
Tumblrでは、光学機器メーカーの強みを生かした「美しさ」が見る人の心を鷲掴みにします。
コンテンツも極力絞り込み、ただただ映像美を強調しているのは圧巻です。
Nikonブランドヒストリーは、日常生活の中の何気ないワンシーンをカメラを通して切り取る事が、素晴らしく意味のある行為だと教えてくれます。
普段カメラを使わない人でも、「今日はちょっとカメラを使ってみようかな」という気分にさせてくれるサイトに仕上がっています。
出典:Nikon Brand Story “The DAY”Nikon brand story
そして誰もが知っているスポーツメーカー企業といえば『adidasoriginals』です。
adidasoriginals以外にもadidasfootballもTumblrを活用しています。
adidasoriginalsのTumblrの面白いところは、スクロールしていくごとにコンテンツが左右から飛び出してきます。
一瞬驚きますが、きちんとセンターにあるadidasのロゴの位置で止まるので、コンテンツを確認するごとにadidasのロゴを見る事になります。
結果、adidasの存在感をユーザーに示しつつ、新製品のランニングシューズの写真や動画をアピール出来るのです。
出典:adidas Originals
こんな企業もTumblrを活用していたなんて!
出典:100%電気自動車 日産リーフ有名な自動車メーカー企業の『日産』も電気自動車リーフのキャンペーンサイトにTumblrを活用しています。
電気自動車はまだ普及が少ないとはいえ、積極的にアピールをしていく姿勢が大切ですね。
コンテンツもファミリー層を意識しつつ、電気自動車に切り替えるメリットを伝えています。
最後に紹介するのはファッションブランド『Gap』です。
出典:Gap Japan公式ニュース
定期的にファッション画像を投稿しており、「次はどのようなファッションかな?」と想像をかき立てることで、サイトに再び訪れたくなるユーザー心理を上手く突いています。
日本ではまだ馴染みの少ない『Tumblr』ですが、コンテンツの更新頻度が高い企業はマーケティングの一環として既に取り入れているようです。
今回は企業を主にご紹介しましたが、もちろん個人でも楽しむ事も出来ますので、人とは違ったブログを作ってみたい方は、『Tumblr』を始めてみると面白いかもしれませんね!