ネットワーク機器の総合メーカーの中で、Juniperはとてもユニークな製品を持っており、日本国内でも多くの導入実績を持っているメーカーの一つです。
そのJuniperの概要について、まだわからない方もいらっしゃるかもしれませんので簡単にご説明してみたいと思います。まず設立は1996年となっています。もともとルーターが主力でしたが、ファイアウォールで有名であった、ネットスクリーン社を買収して、自社のラインナップに加えたり、L2/L3スイッチを投入したりして、総合的なネットワーク機器メーカーに成長したのです。
またJuniper概要として理解しておくとよいのが、その独特のネットワークOSである、JUNOS OSです。
このJUNOS OSは、FreeBSDをベースに作られたものになっており、複数のJuniper製品で用いられているものになります。
モジュラー構成になっており、搭載され動作しているある機能が動かなくなっても、そのほかの機能はそのまま動き続けることができるという特徴があり、ネットワーク構成に対する高信頼性と、柔軟なネットワーク構成を実現することができる点で、多くの支持を集めているのです。よってJuniperエンジニア案件を担当するためには、このJUNOS OSについて、理解を深める必要があるのです。
またJuniperエンジニア案件でよく出てくるのが、Juniper SDKを使って、ネットワークの状態に合わせたアプリケーション開発というものになります。
実際に運用管理システムの構築や、最近では仮想化ネットワークに対応したものなどを作成することが出てきています。こういったアプリケーションを作成できるのも、Juniperを採用する理由になっているのです。よってJuniperを扱う仕事内容として、考えられる範囲としては、ネットワークの設計や構築はもちろん、アプリケーション開発までも含まれるのです。また具体的なJuniperの仕事内容としては、ネットスクリーン製品を利用した、ファイアウォール構築案件も忘れることはできないのです。
これはもともとJuniperの概要で示した通り、大規模なものから、とても小さな規模の案件まで、含まれます。
このようにJuniperの仕事内容は、ネットワーク総合メーカーらしく、幅広いのですが、それでもいろんなことにチャレンジできますし、今後もネットワークの進化に合わせて、多くのJuniperエンジニア案件が出てきますので、とても魅力的なネットワーク機器になっているのです。