はじめに
データベースを設計・構築する上で欠かせないデータベースエンジニア。しかし、ここ数年の間でこの業界動向に変化が起きているのをご存知でしょうか。これからデータベースエンジニアとして働く方はもちろん、既にエンジニアとして働いている方にとっても今後の未来を左右する内容として知っておくべき事柄を今回はご紹介していきたいと思います。
データベースエンジニアの業界動向について
データベースエンジニアのお仕事は、主にソフトウェア系・ハードウェア系・運用系の3種類なのはみなさんもご存じの通りだと思います。
その中でも、ITインフラ案件に携わる業務は東日本大震災以降も需要が高く、各企業の中心業務として今でもしっかりと存在しています。
特にスマートフォンに関するネットワーク案件においては、これまでの携帯電話による通信環境から一変し、より多くの通信量が使用できるようなITインフラが求められています。
今後も需要が高まるコンテンツにおいては、安心して任せられるデータベースエンジニアの存在というのも、企業側にとって必要不可欠なものと言えるでしょう。
データベースエンジニアの求人動向
データベースエンジニアという職業は、業界全体を見ても需要が低下しつつあるのはどうやら間違いないようです。かといって募集数自体が落ちたり、そもそものデータベースエンジニアという職種の待遇が悪くなっているという訳では決してありません。
依然としてデータベースを取り扱うエンジニアは以前のような専門職という形ではなく、インフラエンジニアとして活躍の場がどんどんと広がりを見せているのが実情です。
PHP+My SQLなどのWordpres案件、AWSに代表されるクラウドベースのサーバー、データベースのソリューションを駆使したエンジニア案件、もちろんDB2やPostgreSQLをプロフェッショナルに扱える従来のデータベースエンジニア案件も若干減少傾向にはありますがまだまだSTRAでもニーズが非常に高い案件の一つです。
最近の求人動向としてはより少ない人材で、且つ優秀で速戦的なスタッフを用いたいという、企業側の思惑が大きく関係していると言えます。
特にスマートフォンアプリの作成などが盛んな今日において、常に新しいものを作ろうとしている新規企業の間では、ベテランのデータベースエンジニアという存在は非常に重要です。
細かい部分まで手が届く、経験豊富な人材だからこそ見逃さないミスの無さなど、技術や能力によって求人動向も変わってくると言えます。
こういったスキルや経験を証明するためにも、求人応募の際にはぜひこれらを証明できるOracleMaster、MCP(マイクロソフト認定資格)、情報処理技術者試験(データベーススペシャリスト)の資格を持つことが大きなアドバンテージになります。
STRAが取り扱う案件でも必須スキル・資格として「データベース構築経験があり、~の資格を持つ方」といった条件を見ることが多いです。かといって資格もなく未経験で、独学で勉強している方でもチャンスがまったくないわけではないのでご安心ください。
でも、やはり資格を持つことは大きなアドバンテージになることは間違いないので、もしこれからデータベースエンジニア専門でお仕事を得たいという方はぜひお時間のあるときに資格取得を目指してください。
データベースエンジニアで有利になる資格リスト
オラクル認定資格制度http://education.oracle.com/pls/web_prod-plq-dad/db_pages.getpage?page_id=39&p_org_id=70
MTA(マイクロソフト テクノロジー アソシエイト)※MCP
https://www.microsoft.com/learning/ja-jp/mta-certification.aspx
MCSA: SQL Server ※MCP
https://www.microsoft.com/learning/ja-jp/mcsa-sql-certification.aspx
MCSE: Data Platform ※MCP
https://www.microsoft.com/learning/ja-jp/mcse-sql-data-platform.aspx
MCSE: Business Intelligence ※MCP
https://www.microsoft.com/learning/ja-jp/mcse-sql-business-intelligence.aspx
IPA 独立行政法人 情報処理推進機構:制度の概要:データベーススペシャリスト試験
https://www.jitec.ipa.go.jp/1_11seido/db.html
まとめ
いかがでしたでしょうか?
データベースに長けた人材はまだまだ需要があり、今後もその重要がなくなることは決してないでしょう。今後ビッグデータの絡みや、さまざまなIT技術の飛躍と併せて、こういったデータを扱うスペシャリストの存在は開発案件にはますます欠かせない存在になってきます。
これまでの統計結果などを見比べると、他のIT系求人と比べるとデータベースエンジニアの需要は減っているように見受けられますが、企業側が必要としなくなっているのでは決してないということです。
もちろんSTRAでもデータベースを取り扱う人材は常に必要です。ぜひデータベースの奥深い世界で仕事をしたいという方、登録は非常に簡単に終わりますのでSTRAへエントリーをしてみてください。