100以上ものチュートリアルから、必要なサービスだけを組み合わせて使用することで、無駄なくハイスペックなWEBシステム環境を構築できます。
今ではAWSは、Web系のフロントエンドシステム、業務アプリケーション、ソーシャルゲームプラットフォーム、ビッグデータ活用など幅広いシーンで活用できるため、自治体や大企業でも多く利用されています。
さらに、初めてAWSを利用する場合、60を超える製品が無料枠で体験できることも大きなメリットと言えます。
そんなAWSですが、100以上のチュートリアルが、それぞれ異なる料金体系であることから、一つ一つを確認しながら料金を求めていくことはなかなか骨が折れる作業です。
水道料金や電気料金のように使用した分だけ支払う従量課金制なので、払いすぎるリスクはないものの、月々の請求料金が一定にはなりにくいのも特徴です。
そのため、利用したいシーンを明確にして、必要なチュートリアルと容量、大まかな利用料金をあらかじめ知っておくことが重要です。
AWSでWEB構築をする前に最低限知っておきたいAWS料金の仕組み
まずは今回、AWSの中でも、多くのシーンで利用される主要サービスについて、基本的な料金の仕組みを理解していきましょう。【Amazon EC2】
クラウド上の仮想サーバで、AWSにおいてメインとなるサービスです。料金形態は使用OS(LinuxやWindowsなど)・インスタンスタイプ(CPU、メモリ、ストレージ、ネットワークキャパシティーの組み合わせによって構成)によって異なります。
【Amazon S3】
オンラインストレージサービスで、EC2と同様に、AWSの提供開始時から存在するサービスです。従量課金制で、利用した保存容量・ダウンロード転送量によって料金が異なります。
出典:https://aws.amazon.com/jp/how-to-understand-pricing/
基本となる料金の組み合わせは、理解いただけたでしょうか。
核になるサーバの「EC2」に、仕様が異なる「S3」や「EBS」などのストレージを組み合わせて利用するのが一般的といえます。
それでは、サーバサービスについて料金システムを確認していきましょう。
出典:https://aws.amazon.com/jp/how-to-understand-pricing/
※2017年からはLinuxインスタンスを対象に、1秒換算での課金システムに変更されました。詳しくはこちらから確認できます。https://aws.amazon.com/jp/blogs/news/new-per-second-billing-for-ec2-instances-and-ebs-volumes/
サーバと使用OSの利用時間ごと課金していく仕組みです。利用時間以外のサーバ停止やOS変更、あらかじめ予約オプションを使用していくことで、料金を効率的に抑えることができます。
続いて、ストレージについての詳細を見ていきましょう。
出典:https://aws.amazon.com/jp/how-to-understand-pricing/
ストレージにおいても、WEBサービスの規模に応じて、組み合わせを変更することで、定額制では実現が難しい柔軟なコスト管理が可能です。これが、AWSの料金システムの最大の特徴と言えます。
ここまでは、基本的なサービスの料金の仕組みについてみてきました。
もちろん、他にもデータベースやセキュリティ、ブロックチェーンなど幅広いチュートリアルを組み合わせることで多様なWEBサービスの構築が可能です。
WEBサービスの無限の可能性を、AWSがきっと実現してくれるでしょう。
AWSの見積りの注意点と無料ツールを使用する2つの方法
さて、基本的な料金の仕組みを理解できたところで、実際に、AWSの見積りをしていきましょう。まずは、AWSで見積りにおける注意事項からみていきます。出典:https://aws.amazon.com/jp/how-to-understand-pricing/
先ほども少し触れましたが、AWSでWEBサービスを構築する際、オンプレミス(自社での運用)と違って、現時点での規模に応じて、必要なサイズで環境設計を行えば良い点と、様々な割引オプションを組み合わせていくことで、料金を最適化することができます。
次に、AWSが公式提供している見積りツールを2つ紹介していきましょう。
▼AWS Pricing Calculator
https://calculator.aws/#/
メインである「EC2」を軸とした見積りを算出してくれるツールです。
AWSアカウントが不要で、これからAWSを利用したい人や、AWSについて詳しくない人でも使いやすいツールと言えます。
▼Amazon Web Services Simple Monthly Calculator
https://calculator.s3.amazonaws.com/index.html?lng=ja_JP#key=NONE
先ほどのAWS Pricing Calculatorが初心者向けとするならば、こちらのツールは中・上級者向けでしょうか。
実際初めて利用する方には、複雑で理解しにくい部分もあり、詳細な料金を算出するには、サービスの内容と、料金システム、その組み合わせを理解してから利用する必要がありそうです。
出典:http://d36cz9buwru1tt.cloudfront.net/jp/documentation/Amazon_Web_Services_Estimation_Guide_20161209_4_JP.pdf
ただし、上にもあるように、全ての項目を入力する必要がなく、大まかな料金プランを試算するために使用することが良いでしょう。
無料の簡易見積りツールの紹介と見積もりにおいての注意点をみてきました。
それでは、AWSの詳細なサービス内容と、詳細な料金見積りを知るためにはどうすれば良いかをこの後探っていきます。
AWSの見積もりをWEB関連サービス業者に依頼する
AWSの基本部分に触れると、良質なWEBサービスを構築するために必要なコストが、従来よりも大幅に削減できる可能性を秘めていることが理解できました。しかし、AWSのメリットを最大限活かすには、AWSで提供されている大量の製品・サービスと、複雑な料金システムを熟知する必要があるため、個人や企業のWEB担当者では難しい部分もあるかと思います。
そこで、AWS関連サービスを専門で取り扱う、我がSTRA株式会社(https://stra.co.jp/aws/)に見積りを依頼してください。
AWSの導入支援だけではなく、依頼者の環境を分析し、最適なAWSの組み合わせを提案・構築します。
常に、成長し続け、新たな価値を提供しているAWSだからこそ、すでにAWSを導入している方でも、ベストな選択肢にたどり着けるかもしれません。
依頼者ごとに異なる最適条件に、豊富な実績と専門知識、優れたコンサルティング能力で
お客様に寄り添いながら導いていきます。
まずは気軽な相談、問い合わせからお待ちしています。
AWSでのWEB構築を見積もり依頼する際の注意点のまとめ
・AWSの料金システムは大半が従量課金制・主要なサービスは仮想サーバである「EC2」、オンラインストレージの「S3」
・現在必要サイズのみでWEBサービスを構築する
・AWSが提供する無料見積りツールは2種類ある
・詳細な料金プランと最適なAWSを知るにはAWS構築会社に見積りを依頼する